音声言語における「情報のウエイト」:朗読ワークショップを振り返って

2016年4月18日 takeondo 0

親譲おやゆずりの無鉄砲むてっぽうで小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰こしを抜ぬかした事がある。なぜそんな無闇むやみをしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。新築の二階から首を出していたら、同級生の一人が冗談じょうだんに、いくら威張いばっても、そこから飛び降りる事は出来まい。弱虫やーい。と囃はやしたからである。小使こづかいに負ぶさって帰って来た時、おやじが大きな眼めをして二階ぐらいから飛び降りて腰を抜かす奴やつがあるかと云いったから、この次は抜かさずに飛んで見せますと答えた。

【英語朗読】『雪女』

2016年4月3日 takeondo 0

むかーしむかし、あるところにふたりの木こりがいました。一人は年老いた木こりで、茂作といい、もう一人は茂作の弟子で、みの吉といいました。冬のある時のことでした。二人で山へでかけた帰りのこと、強い吹雪に見舞われて、小屋で一泊することになりました。すると…