比較する能力 + 負けず嫌い ≒ 英語の才能 ??


このブログを読んでいただいている読者の中には、今まで自分が英語を学んだ歴史を振り返って、「自分には英語の才能がない」と思っている方はどれくらいいるでしょうか?

 

「TOEICスコアは学生時代あまり高くなかったからなぁ」

 

確かにTOEICや英検などの英語能力試験は自分の英語の運用能力を示す基準になるものです。しかし、英語の運用能力とは、「読む」「聞く」能力のほかに「書く」「話す」能力を合わせたすなわち「4技能」の総合的な能力をいいます。最近ではライティングやスピーキングの能力も測定する試験が増えてきました。

しかし、「書く」「話す」能力を測定する試験の多くは、試験時間や採点などの関係で、「読む」「聞く」能力ほど正確に測定できていないような気がします。実際にそういった試験で高いスコアを取っている人も、長く英語を書かせてみたり、話させてみたりすると、「こんな程度なのか」と思わせることもよくあります(少なくとも私の周りでは)。

ではどのようにして、自分の英語の立ち位置を見定めるののでしょう。簡単なことです。自分と他人と比較すればいいのです。

 

周りの日本人との比較 


自分の周りに英語を使う人がどれだけいるでしょうか?まずは自分と同じように英語を学習する人がいるコミュニティの中に身をおいてみましょう。いろいろなコミュニティがあると思いますが、できるだけ多くの人がいるところが望ましいです。自分の英語は、そのグループの人たちと比べてどうでしょうか?もしあなたが「他人のことなんか気にして英語を勉強したことなんてない」という人なら、ぜひ他人を意識して英語を勉強してください。いろんなことがわかるはずです。

 

「今まで自分は英語ができるほうだと思っていたが、全く違った」

「今まで自分の英語はまだまだだと思っていたが、かなり自分は英語ができるほうだとわかった」

 

無意識のうちにこういうことを考えるようになるはずです。私の場合、両方考えました。いろんな人にほめちぎられてちょっといい気分になってた時期もありましたが、同寺にいろんな人にへこまされてきました。こういう経験を通して、「自己肯定感」であったり、いい意味での「嫉妬心」が養われました。

 

母語話者(ネイティブ)との比較


私は、他人を通してどんなに自己肯定感が得られても、どうしても越えられない壁を感じていました。それが、母語話者、つまりネイティブスピーカーの壁です。当たり前なのですが、私たち非母語話者(ノンネイティブ)は、母語話者(ネイティブ)の英語と比べると、なかなか簡単には越えられない壁があります。

しかし、最初から諦めてしまってはおもしろくありません。学生時代からネイティブスピーカーのいる環境に身を晒そうと努力しています。そして、ネイティブスピーカーと自分の英語を比較&フィードバックできる環境を作ってきました。現在も私は専任の英語科教諭ですので、職場には同僚のALT(assistant language teacher)ととても仲良くしています。

自分の英語をネイティブスピーカーのものと比較する習慣ができれば、間違いなく英語は洗練されていきます。「こういう場面では、このようにいうのだな」と普段から考えていれば、英語に対する「批判的能力」も養うこともできます。「おかしな英語」にたいして違和感を感じるようになります。

 

まとめ


こう考えると、英語の才能ってただの「負けず嫌いの才能」なのではと思うこともあります。自分の英語と他人の英語を比較して、自分自信のやる気に刺激を与えるのです。これだけ高い意識を持って日々、英語と向かい合っているのだから成長しないはずがありません。日本にいながら、英語をマスターするのですから、少なくとも上記に述べたような意識改革は必要です。意識改革ができた暁には、行動に移してみましょう。英語はきっと変化していくはずです。

次回は「ネイティブスピーカーとの付き合い方」について書こうと思います。

 


takeondo
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都内の私立学校に勤務する英語教師(英語科教諭)。学生時代に英語音声に魅了され、英語教師の道へ。とりわけ関心があるのは、英語のプロソディ(超分節音的側面)とよばれるリズム、イントネーションなど。英語朗読、英語落語にも興味があります。 Certificate of Proficiency in the Phonetics of English 2nd Class 趣味:囲碁(四段)、ランニング(ハーフ1時間30分/フル3時間40分)

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